この世界の片隅に 感想
視聴日 2017/2/17
総評:心の温まる話。今からでも是非見に行ってほしい。
昨年末に引き続き二度目の視聴。
二回見て二回ともいいなぁ、本当に良かったなぁ、と感動。
戦中に強く生きるすずさんの話。
舞台が戦中であることから「現代版火垂るの墓」と言われているらしいが、火垂るの墓とは全く違う。
それは、戦争の惨さを語るものではなく、戦時中にあっても強く生きる女性の話だから、だと感じる。
個人的な感想として、新しい映画だな、と感じた。
戦争の話を十分に含む内容でありながら、戦争の惨さを語るものでもない。この戦争が正しかったのか間違っていたのかを問うものでもない。それらはこの作品において主題ではない。
こうした時代でも、人は強く生きて行ける、というのが主題ではないか、と感じた。
だからこそ、戦争の話を含む映画でありながら、見終わった後に温かさを感じるのだろう。
生きることを諦めていないからこそ、家に焼夷弾が落ちてきた際にすずさんが奮い上がったりしたんだろうなと。このシーン、個人的にとても好き。
最後に孤児の子を拾って家路につくシーンも良かった。
この映画は温かさに溢れている。心地よさと言うか、不思議な気持ちになる。
是非とも見てほしい。
次回、未定。パッセンジャーか。