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海賊とよばれた男 感想

視聴日 2017/1/14

総評:うーん、よく分からなかった……。

 

 地元映画館で一月フリーパスに応募するため、艦これと同じ日に視聴。前情報なし。実のところ実写邦画を見ることがほとんどないので、期待度は高めだった。

 ……だったのだが、うーん。あまり受け付けなかったというか。感想をうまく申し上げることができない。途中で、「ああ、映画に飽きているな」と気付いてしまったのだ。何故だろう。

 話の流れとしては、第二次世界大戦後の日本で、主人公の国岡が国岡商店、そして日本を再び立ち上がらせるといった感じ。その合間合間で長めの回想が入り、海賊とよばれた国岡商店黎明期の話や戦時中の満州鉄道への売り込みなどが(回想と戦後の話がある程度混ざりつつ)時系列順に描かれている。ここまでは良い。

 まったく国岡に感情移入できなかった。これが「飽きている」と感じた要因ではないかと考えている。史実を元にした映画とは言え、あまりにも行動がぶっ飛びすぎていたり「何故?」というシーンが多いのだ。時代背景だと割り切って見たほうが良かったのだろうか? 

 だからこそ、序盤で恩師から「奥さんを大事にしろ、奥さんはお前の悩みを悩んでくれるから、お前も奥さんの悩みを悩んでやれ」とアドバイスを頂いたのに奥さんをほっぽり出して逃げられたら泣き出すシーンがよく分からなかった。仕方がないじゃない。仕事のほうが大事だったし、埋め合わせも出来ないほどだったんだから。そりゃあすれ違うよ。と思ったら最後の最後で「実はお慕い申しておりました」という落ち、どうしてそうなるのかが分からない。じゃあ引かなくてもいいじゃない、一緒になぜいられない。といった疑問が、鑑賞中に湧き上がってしまった。

 そうした結果、映画の途中で飽きてしまったのかもしれない。どうにも勿体無い。時代背景か、当時の人々の考えが分かればもっと楽しめたのだろうか。うむむ。

 次回、手紙は覚えている。