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劇場版艦これ 感想

視聴日 2017/1/14

総評:アニメ版から大きく躍進。とても良かった

 

 

 アニメ版の艦これは恐ろしい作品だった。感想を言えなかった。シンデレラガールズの1期と放送時期が被っていたこともあり、本当に何も言えなくなった。個人的には5、7話あたりの第五遊撃部隊の話とか良かったと思うんだけどね。脚本って大事。

 そんなアニメ版艦これの続編、劇場版艦これ。期待値は低めだったけれど、想像以上の作品だった。アニメ艦これのストーリーを踏襲してはいるけれど、提督は出てこないしギャグ路線はほとんど出ないしでシリアス路線に舵を切って作られているな、といった印象。元々ストーリーも何もない艦これだけれど、映画版では「艦娘とは? 深海棲艦とは?」といった疑問に一つの答えを提示してくれた。

 艦娘が轟沈したら深海棲艦に。深海棲艦を撃沈したら艦娘に。艦娘と深海棲艦は表裏一体の存在であると、公式が一つの見解を出したのだ。ただ、これはあくまでアニメ艦これの世界線での話と解釈する。別の鎮守府では異なる存在の深海棲艦がいるだろうし。

 その見解のために、鎮守府に帰ってきた如月と睦月の話が悲しいながらも心に響く。深海棲艦となっても、睦月のために戦う如月とか泣けるよ。エンドロールの後も続きがあるので、席は立たないように。

 総評としては、アニメ艦これを見ていた提督には見てほしい。見ていない方には、たぶんうまく感動を伝えられないと思う。個人的には龍驤が活躍する姿が一瞬でも見られたので良し。

 次回、海賊とよばれた男